三菱ガス化学用語集
あ行
EL薬品
半導体の洗浄などに使用される、電子工業用薬品です。
5つの事業領域
三菱ガス化学は、4つの事業セグメントとは別に、これからの社会課題を見据えた進むべき事業領域として、「医・食」、「情報・通信」、「モビリティ」、「エネルギー」、「インフラ」を設定しています。
MXDA(メタキシレンジアミン)
室温では無色液体で、骨格にベンゼン環を取り込んだジアミンです。この独特の化学構造により、エポキシ、ポリアミド及びウレタン用途で使用される場合、独自の性能を発揮します。MXDAを使用したエポキシ硬化剤は低温硬化性を特徴とし、塗料の耐薬品性、防蝕性を向上させます。
MXナイロン
MXDA(メタキシレンジアミン)を原料としたナイロン(ポリアミド樹脂)。優れたガスバリア性を有し、食品包装容器やPETボトルに使用することで酸素や二酸化炭素の透過を防ぎ、食品や飲料の品質を長期間保持することができます。
脱酸素剤「エージレス®」
鉄が酸素と反応して錆びる(=酸化する)原理を応用して、フィルムなどで密封された包装容器中の酸素を吸収し、食品などの酸化劣化を防ぐ製品です。
か行
環境貢献製品
社会の環境負荷を低減したり、環境を改善することに役立つ製品のことです。
機能化学品カンパニー
非塩素系漂白剤や工業用酸化剤として使われる過酸化水素や、半導体デバイス、液晶ディスプレイなどの生産に欠かせないエレクトロニクスケミカルなどの無機化学品と、優れた機械的強度、耐熱性を持つ、ポリカーボネートをはじめとするエンジニアリングプラスチックスなどの合成樹脂、世界最高レベルの屈折率を有する各種プラスチックレンズ材料をはじめとする光学材料を展開しています。
QOLイノベーションセンター白河
生活の質(Quality of Life)を高めるさまざまな差異化製品を研究開発・製造し、グループビジョン「社会と分かち合える 価値の創造」を実現させるための一大拠点として、2017年に福島県白河市に設立された拠点です。
グループビジョン『社会と分かち合える価値の創造』
三菱ガス化学グループのグループビジョンです。「化学にもとづく幅広い価値の創造を通じて、社会の発展と調和に貢献する」という存在理念に立脚しつつ、長期的な視野に立って今後当社がどこに向かうのかを明確化する指針として、2014年に新たなグループビジョンとして掲げたものです。
た行
天然ガス系化学品カンパニー
天然ガスを出発原料に、メタノール・アンモニアのケミカルチェーンを、基礎化学原料から機能材料に至る広い分野にわたって展開しています。
東京テクノパーク(TTP)
東京都葛飾区にある研究開発拠点です。社内外との交流・連携を深め、先端分野の研究開発を行っています。前身の東京工場は、当社の創業の地でもあります。
特殊機能材カンパニー
半導体パッケージ基板や高多層マザーボードなどに使われるプリント配線板用積層材料などの電子材料と、食品の鮮度保持などに使用される脱酸素剤「エージレス®」を展開しています。
地熱発電
地熱エネルギーを利用した、クリーンな発電方法です。三菱ガス化学は、他社と合弁企業により、総合化学企業として唯一地熱発電事業に取り組んでいます。
超純過酸化水素
電子デバイスの製造工程においてシリコンウェハーの洗浄液やエッチング液として使用される、超高純度の過酸化水素水です。
は行
芳香族化学品カンパニー
超強酸HF-BF3(フッ化水素-三フッ化ホウ素)の利用技術を要に、メタキシレンチェーン、芳香族アルデヒド、芳香族ポリカルボン酸など、三菱ガス化学グループだけがつくれるオリジナリティの高い製品を中心に展開しています。
発泡プラスチック
軽量性、緩衝性、断熱性、遮音性、サイクル性を有し、カップ麺の容器、住宅用断熱材、工業用包装材、自動車部材など、暮らしのあらゆる分野で使われています。
BT材料
三菱ガス化学が独自に開発したBTレジンをベースとした、高耐熱・高信頼性のプリント基板用材料群で、主に有機半導体パッケージのサブストレートに使用されます。
ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩(PQQ)
酸化還元酵素の補酵素として見出されたビタミン様物質です。超高齢社会に適した機能性食品向け素材として国内外で使用が認められているほか、化粧品原料として使用されます。
ポリカーボネート
熱可塑性プラスチックの一種で、航空機・自動車など輸送機器、電気電子・光学・医療機器、防弾ガラスの材料等、さまざまなところで使用されています。五大エンプラの一つとしても知られます。
ま行
メタノール
C1化学の雄と呼ばれ、幅広い用途で利用されています。その70%が天然ガスから生産され、接着剤、農薬、塗料、合成樹脂、合成繊維、心臓病薬の原料等々、その最終用途は多岐にわたります。